サービスを構築・制作し公開リリースする時に選択されるOSとして多いLinuxOS。今回は、そのOSのバージョンを確認する方法を紹介します。
目次
LinuxのOSを確認する方法

新しくアプリケーションやミドルウェアをインストールしたり、各種設定変更したりする場合などで、現在使用しているLinuxのOSを確認しておきたいことがあります。OSの種類にもよりますが、コマンドで確認する方法としては、以下があります。
unameコマンドを使用した例
$ uname -a
Linux localhost.localdomain 3.6.7-4.fc16.x86_64 #1 SMP Tue Nov 20 20:33:31 UTC 2012 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
grepコマンドを使用した例
/etc/にある OSのディストリビューションのリリース情報が表示されます。
$ grep -H "" /etc/*version ; grep -H "" /etc/*release
ディストリビューションのバージョン確認コマンド

ディストリビューションは、LinuxOSの種類のことです。そもそもLinuxとは、カーネルのことを意味しています。カーネルだけでは、OSとしては、そのまま使用することが出来ませんので、一般のユーザーがOSとして使いやすいようにOSパッケージとして配布できる状態になっています。
Amazon Linux
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cat /etc/system-releaseAmazon Linux AMI release 2016.09
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cat /etc/os-release 
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NAME=”Amazon Linux AMI”
VERSION=”2017.09″
ID=”amzn”
ID_LIKE=”rhel fedora”
VERSION_ID=”2017.09″
PRETTY_NAME=”Amazon Linux AMI 2017.09″
ANSI_COLOR=”0;33″
CPE_NAME=”cpe:/o:amazon:linux:2017.09:ga”
HOME_URL=”http://aws.amazon.com/amazon-linux-ami/”
Red Hat Enterprise Linux またはCentOS
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cat /etc/redhat-release - 
cat /etc/os-release 
Fedora
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cat /etc/redhat-release - 
cat /etc/os-release 
Debian
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cat /etc/debian_version - 
cat /etc/os-release 
Ubuntu
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cat /etc/debian_version - 
cat /etc/lsb-release - 
cat /etc/os-release 
Linuxカーネルのバージョン確認コマンド

カーネルは、アプリケーションとハードウェア(メモリや、ハードディスクなど)の間を混乱させないように橋渡ししてくれるものです。これらの制御は、OSが行うのでは?と、よく勘違いされがちなのですが、OSもアプリケーションの1つ。極端な例えではありますが、動物に例えると臓器がアプリケーションで、それらの橋渡しをするものが神経といった感じです。このカーネルのバージョンを調べる方法の例として以下があります。
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cat /proc/version - 
uname -a 
まとめ

今回は、OSの情報を幾つかの角度から確認する方法を紹介してみました。一度、コマンドを入力して、どんな情報が表示され、取得できるのかを確認しておきましょう。