みなさんは自分がプログラミングに向いているかどうか、考えたことがあるでしょうか?
プログラミングは人によって向き不向きが強く出ます。プログラミングに向いていない人というのはどうしてもエラーやミスを多発してしまい、プログラミングを続けてもコードを書くことが苦痛になってしまいます。
自分の適性を考えずにプログラミング始めてしまうとそれがストレスになってしまうかもしれませんので、特に向いていない人がプログラミングを職業にしてしまうのは危険なことです。
そこで、この記事ではプログラミングに向いていない人の特徴をまとめました。
プログラミングに向いていない人の特徴
プログラミングを始めたい、または始めたけれど何か上手くいかないという方は自分が当てはまっていないか確かめてみると良いでしょう。逆に、これらの特徴に当てはまっていない方はプログラミングに向いている可能性が高いかもしれません。
それでは、プログラミングに向いていない人の特徴を4つの項目に分けて解説していきます。
論理的な思考が好きではない
まず論理的な思考が苦手、またはできない方はプログラミングに向いていません。プログラミングで行う作業は数学の問題を解いたり、パズルを解く作業に似ています。コンピューターというのは完全な論理にしたがって動作し、人間の意図を汲み取ってはくれません。よく言えば素直なのですが、悪く言うと融通が一切きかないのです。「人に指示するのであれば一言で済むような命令でも、プログラミング言語のコードにすると何十行にもなる」ということは往々にして起こります。
論理的な思考が苦手な方はプログラミングをしていてもミスやエラーを多発させてしまいます。ミスやエラーが多発してしまうと実装したい機能はいつまで経っても正しく動作しません。するとプログラミングが途端に苦痛を伴う作業になってしまうわけです。
もし仕事としてプログラミングをする場合は、現場ではとにかくスピードとコードの正確性が求められます。論理的思考能力が高く、早く正確にコードが書ける人は現場でも重宝されますが、逆にそうで無い人は「要らない人」扱いされてしまいます。
プログラミングを始める前に、「自分は数学の問題やパズルが得意か?」「論理的思考能力が高いか?」を客観的に考えましょう。
英語が全く分からない
英語が全く分からないという方もプログラミングには向いていないでしょう。
プログラミング言語のソースコードというのは英数字の羅列です。日本語はほとんど出てきませんし、そもそも日本語を母語とした日本人が開発したプログラミング言語はほとんどありません。もちろん開発中目にするエラーメッセージもほとんどが英語です。
実際の現場では他人のソースコードを読む機会がたくさんあります。また自分でコードを書くだけだとしても、大抵の場合他人のコードを参考にすることになります。つまり、プログラミングにはソースコードを書くだけでなく読む能力も要求されます。
喋れるようになる必要はありませんが、最低限の英語能力がなければプログラムを書くことはできません。英語が全く分からない、または苦手な方はプログラミングに向いていないといえます。
地道な作業が好きではない
プログラミングでアプリケーションやソフトウェアを開発する作業は忍耐力を要求される作業です。地道な作業が好きではない方はプログラミングに向いていません。
何時間も同じエラーが解決できず悩み続けるのはプログラミングにおいてよくあることです。1日経っても、1週間経っても解決されないこともあります。またある程度プログラムが完成した後もバグや不具合を修正したり、完成したアプリケーションやソフトウェアをテストする地道な作業が続きます。
そしてITの世界は非常に移り変わりが速く、常に新しい技術を習得する必要があります。空いた時間に情報を収集したり、コツコツ勉強する習慣のない方はすぐに置いてかれてしまいます。
世間ではスマートなイメージのあるITエンジニアですが、実際にやっている作業は地味で地道な作業です。地道な作業でコツコツ成果を積み上げていくことが好きではない方は、プログラミングに向いていないと言えます。
まとめ
向いていないことに取り組んでいるとそれが苦痛になってしまい、ストレスになってしまうこともあります。特にエンジニアの世界は実力主義ですので、向いていないのにもかかわらずプログラミングを仕事にすることは危険です。最悪大切な時間を失ってしまう可能性もあります。
プログラミングの向き不向きがはっきりしているので、ある程度やってみればすぐに分かるでしょう。逆に言うとここで紹介した特徴に当てはまらない方は、プログラミングに向いている可能性があるのでぜひ挑戦してみてください。