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SQLのtruncateによる高速テーブル削除と、構文についてまとめています。

SQLのtruncateの構文

truncateは、トランザクションログを作らずにレコードを削除するSQLです。条件指定ができずテーブルの全レコード削除のみ可能ですが、非常に高速。そのため、大量データが保管されたテーブルを短時間で空にしたい場合に便利です。

トランザクションログが作られないため、いったん削除したデータのロールバックはできません。

mysql> select count(*) from employees2;
+----------+
| count(*) |
+----------+
|   300025 |
+----------+
1 row in set (0.04 sec)

mysql> select * from employees2 limit 10;
+--------+------------+------------+-----------+--------+------------+
| emp_no | birth_date | first_name | last_name | gender | hire_date  |
+--------+------------+------------+-----------+--------+------------+
|  10001 | 1953-09-02 | Georgi     | Facello   | M      | 1986-06-26 |
|  10002 | 1964-06-02 | Bezalel    | Simmel    | F      | 1985-11-21 |
|  10003 | 1959-12-03 | Parto      | Bamford   | M      | 1986-08-28 |
|  10004 | 1954-05-01 | Chirstian  | Koblick   | M      | 1986-12-01 |
|  10005 | 1955-01-21 | Kyoichi    | Maliniak  | M      | 1989-09-12 |
|  10006 | 1953-04-20 | Anneke     | Preusig   | F      | 1989-06-02 |
|  10007 | 1957-05-23 | Tzvetan    | Zielinski | F      | 1989-02-10 |
|  10008 | 1958-02-19 | Saniya     | Kalloufi  | M      | 1994-09-15 |
|  10009 | 1952-04-19 | Sumant     | Peac      | F      | 1985-02-18 |
|  10010 | 1963-06-01 | Duangkaew  | Piveteau  | F      | 1989-08-24 |
+--------+------------+------------+-----------+--------+------------+
10 rows in set (0.00 sec)

# deleteで削除した場合、30万件削除に約2秒
mysql> delete from employees2;
Query OK, 300025 rows affected (2.02 sec)

#employees2テーブルのデータをもとに戻す

# truncateで削除した場合、30万件削除に約0.09秒
mysql> truncate table employees2;
Query OK, 0 rows affected (0.09 sec)

上記は、30万件のデータをdeleteとtruncateで削除した例です。deleteでは2.02秒、truncateでは0.09秒かかっています。データ件数が多いほど、速度差はさらに広がると考えて良いでしょう。

【関連記事】
MySQLのtruncateとは?テーブル削除と切り捨ての2つの機能について解説 

SQLのtruncateのDBMSごとの違い

Oracleのtruncateの構文

TRUNCATE TABLE [schema.] table
  [ {PRESERVE | PURGE} MATERIALIZED VIEW LOG ]
  [ {DROP [ ALL ] | REUSE} STORAGE ] ;

Oracle公式ドキュメント:TRUNCATE TABLE

なお、外部キー制約の親になっている表は、truncateで削除することができません。削除したい場合は、事前に制約を無効にしておく必要があります。

オプション指定で、マテリアラズド・ビュー・ログを保存するか削除するかを選択可能です。

SQL Serverのtruncateの構文

-- Syntax for SQL Server and Azure SQL Database  
  
TRUNCATE TABLE   
    { database_name.schema_name.table_name | schema_name.table_name | table_name }  
    [ WITH ( PARTITIONS ( { <partition_number_expression> | <range> }   
    [ , ...n ] ) ) ]  
[ ; ]  
  
<range> ::=  
<partition_number_expression> TO <partition_number_expression>  

関連)TRUNCATE TABLE (Transact-SQL) – SQL Server | Microsoft Docs

SQL Serverでは、パーティション分割されたテーブルをパーティション指定してtruncateすることが可能です。以下の例では、パーティション番号2,4,6,7,8がtruncateされます。

パーティション指定は、SQL Srever 2016(13.x)以降で使用可能です。

TRUNCATE TABLE PartitionTable1   
WITH (PARTITIONS (2, 4, 6 TO 8));  
GO  

MySQLのtruncateの構文

MySQLのtruncateは、他のDBMSと違って特にオプション指定がありません。

TRUNCATE [TABLE] tbl_name

関連)MySQL :: MySQL 5.6 リファレンスマニュアル :: 13.1.33 TRUNCATE TABLE 構文

パーティション化されたテーブルに対してtruncateをおこなった場合でも、データやインデックスは削除されますが、パーティション定義は影響を受けません。

PostgreSQLのtruncateの構文

TRUNCATE [ TABLE ] name

関連)PostgreSQL公式ドキュメント:TRUNCATE

PostgreSQLのtruncateにはオプション指定は特にありません。他のテーブルから外部キー制約のあるテーブルにはtruncateを使用できないほか、truncateを実行してもON DELETEトリガは実行されません。

SQLのtruncateのまとめ

ポテパンダの一言メモ
  • SQLのtruncateは、高速に指定テーブルを削除する
  • truncateはdeleteと違い、条件指定やロールバックはできない
  • OralceやSQL Serverなど、パーティション領域への処理を指定できるDBMSもあり

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