「Javaの”print”ってどう使うんだろう?」
「空白や改行を入れ方がわからない…」
こんな風に思ってる方はいませんか?
Javaの学習で文字列を出力するには、printメソッドを利用します。
printメソッドには、「println」や「printf」などもあり、どれを使えばいいのかわからない人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、現役システムエンジニアの私が、printメソッドを使った文字列の出力方法や応用的な使い方までをご紹介します。
サンプルプログラム付きで紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
printメソッドとは?
printメソッドとは、画面に文字列を表示する命令メソッドです。
printメソッドの特徴は、文字列の表示後に「改行しないこと」。
そのため、printメソッドを連続して呼び出すと文字列が連続して表示されます。
printメソッドは、以下のように記述して使いましょう。
System.out.print(文字列)
具体的な使い方や画面への出力のされ方は、後ほどご紹介しますね。
printlnメソッド、printfメソッドとの違いは?
printメソッドと似たものに、printlnメソッド、printfメソッドがありますが一体何が違うのでしょうか?
パッと見ただけでは、動きの違いがわからないですよね。ここでは、それぞれの違いを簡単に解説します。
printlnメソッドは改行できる
printlnメソッドは、printメソッド同様に画面に文字列を表示する命令メソッド。
printメソッドとの違いは「文字列の表示後に改行されること」です。
printlnメソッドを連続して呼び出すと、文字列が連続して表示されます。
printlnメソッドは、以下のように記述して使いましょう。
System.out.println(文字列)
printfメソッドは引数を渡して出力できる
printfメソッドは、文字列を指定した書式で画面に表示するメソッドです。
引数を必要な分だけ渡すことで、いくつもの文字列を組み合わせることが可能になります。
必要な変数の文字列を変えるだけで文字列を修正可能なため、画面に出力する文字列が多い場合などに重宝しますよ。
printfメソッドは、以下のように記述して使いましょう。
System.out.printf(書式, 引数1, 引数2, 引数3…)
printメソッド、printlnメソッド、printfメソッドの使い方
それでは実際に、
- printメソッド
- printlnメソッド
- printfメソッド
それぞれのプログラムを動かしてみます。
printメソッドの使い方
まずは、printメソッドの使い方です。
ここでは、以下の4つの出力を見ていきます。
- 計算結果を出力
- 文字列の連結
- 文字列と変数の連結
- 空白の入れ方
public class Main { public static void main(String args[]) { String str = "ポテパン"; // 1.計算結果を出力 System.out.print(2 + 5); // 2.文字列の連結 System.out.print("Java" + "printメソッド"); // 3.文字列と変数の連結 System.out.print(str + "でプログラミング学習"); // 4.空白の入れ方 System.out.print(" "); System.out.print("←空白になっています。"); } }
上記のプログラムを実行すると、以下の実行結果になるはずです。
↓実行結果
7Javaprintメソッドポテパンでプログラミング学習 ←空白になっています。
改行がないのでわかりづらいですが、「7」「Javaprintメソッド」「ポテパンでプログラミング学習」「 ←空白になっています。」の4つが出力されているのがわかります。
空白は、ダブルクォーテーション(“”)の間に半角スペースを入れることで表示可能です。
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printlnメソッド
次に、printlnメソッドの使い方を見ていきましょう。
printメソッドで使用したプログラムをprintlnに変えて実行すると、以下のようになります。
public class Main { public static void main(String args[]) { String str = "ポテパン"; // 1.計算結果を出力 System.out.println(2 + 5); // 2.文字列の連結 System.out.println("Java" + "printメソッド"); // 3.文字列と変数の連結 System.out.println(str + "でプログラミング学習"); // 4.空白の入れ方 System.out.println(" "); System.out.println("←空白になっています。"); } }
↓実行結果
7 Javaprintメソッド ポテパンでプログラミング学習 ←空白になっています。
それぞれの文字列が改行されていますね。
空白も1行としてカウントされるため、4行目には何も文字列が表示されていないように見えています。
printfメソッド
次に、printfメソッドの使い方です。
以下のプログラムは、「int型の変数num」と「String型の変数str」の両方を文字列として出力します。
public class Main { public static void main(String args[]) { int num = 5; String str = "Java printメソッド"; System.out.printf("【%d分でわかる】%sで文字列を出力する方法まとめ", num, str); } }
↓実行結果
【5分でわかる】Java printメソッドで文字列を出力する方法まとめ
「%d」は10進数の整数、「%s」は文字列を表し、この表記方法を書式指定子といいます。
この書式指定子に合わせて、変数をひとつの文字列として画面に出力しているのがわかりますよね。
書式指定子には、%dや%s以外にもさまざまな書き方や種類があるので、以下のJavaリファレンスを参考にするのがオススメです。
formatを使った出力の仕方(String.format)
Javaで文字列を出力する方法には、String.formatメソッドを使う方法もあります。
String.formatメソッドとは、指定された形式に基づいて引数の値を文字列に変換し、別の文字列に挿入するメソッドです。
概念を言われても理解するのは難しいと思うので、サンプルプログラムで見ていきましょう。
以下のプログラムは、int型の変数numをString型で指定して画面に出力します。
public class Main { public static void main(String args[]) { int num = 1; String str = String.format("変数numには %d が代入されています。", num); System.out.println(str); } }
↓実行結果
変数numには 1 が代入されています。
まとめ
Javaのprintメソッドの使い方についてまとめました。
printメソッドは、文字列を画面に表示するために利用するメソッドです。
printメソッド以外にも、printlnメソッドやprintfメソッドを利用することで、改行や引数を渡しての画面出力など幅広い使い方ができます。
ぜひこの記事を参考に、printメソッドの使い方をマスターしてくださいね。
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