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小学校の授業で使うプログラミングアプリ、大人も要チェックです。

小学校でもプログラミングの授業が必須化される中、マウス操作だけ簡単にプログラミングができる Scratch などのツールが多く登場しています。中にはノーコードで本格的なアプリケーションが作れるツールもあります。

コードを書かずに、本格プログラムが組める時代がすぐそこまでやってきています。

この記事の結論
  • Scratch は楽しくプログラミングができるツールとして多くの教育現場で使われている
  • Scratch Link を使用すればハードウェアと連携するプログラムも作れる
  • Swift Playgrounds は Apple が作った Swift 学習アプリ
  • Blockly は作ったビジュアルの処理を JavaScirpt、Pythonなどのコードに変換可能

プログラミングアプリのおすすめサイト

小学校のプログラミング教育で使われるScratchというビジュアル言語があります。

ポテパンダの一言メモ

Scratch (スクラッチ)

ブラウザ版とインストール版(Scratchデスクトップ版)あり。

インストール版は、Windows 10以上とMac OS 10.13以上に対応。

2020年以降は、全ての小学生がScratchを使って学ぶことになるので、今後は日本一有名なプログラミングアプリサイトとなっていくことでしょう。

プログラミング未経験の大人が試しても、「プログラミングってこういうものか」とフィーリングをつかむのに役立つと思います。

コードを使わずに、プログラムを組める教育用のビジュアル言語なので、初心者に優しいと言えるでしょう。

Scratchの知識ゼロから初めて、チュートリアルをやったあとに実際に作ってみました。

あらかじめ用意されたキャラクターや音、背景をペタペタとシーン内に配置し、クリックに連動する動きを繰り返しのループ処理や条件分岐などで設定してやれば完成です。

例えば、ペンギンをクリックしたときの動きは、以下のように設定します。

キャラクターをクリックすると、吹き出しで文字を表示したり、音を出したり、キャラクターを動かしたりすることができるので、動く紙芝居のようなことが簡単に出来るんですね。

クリックすると、キャラクターが何らかのリアクションをする簡単なゲームを作ることができます。

プログラミングが苦手すぎて、コードを見ると目が回りそう!というあなたは、まずはここからトライしてみるとよいでしょう。

ただの教育用じゃない Scratch Linkで連携も可能

Scratchには、micro:bitというハードウェア(回路基板)が用意されています。LEDディスプレイやボタン、モーションセンサーなどの機能を搭載しています。

Scratch Linkという機能でmicro:bitと連携させることで、Scratchのアプリケーションとか物理的なボタン、LEDディスプレイ、モーションセンサーと連携して動かすことができます。

ハードウェアと連携できるという点は、今後市場が伸びていきそうなIoT分野の開発に役立てられそうですね。

また、ラズベリーパイと連携させることも可能なので夢は広がります。

Scratchチュートリアル

日本語でのチュートリアルや、解説が多数あるのもScratchの魅力。

以下、小学生向けにやさしく書かれたScratchの使い方解説です。

Scratchの次は何を学ぶべき?

Scratchは小学生でも楽しみながら学べるように設計されたビジュアル言語です。

しかし、Scratchを極めてもプログラムが組めるようになるわけではありません。

プログラミングのエッセンスを学ばせ、子ども達の主体性を育てることが目的で、プログラマーを育てるためのものではないんですね。

大人が、開発現場に参加するためにプログラミングを学ぶなら、Scratchの次はPythonがおすすめ。

Python
  • アメリカの大学で学習用に使われている
  • 人工知能分野のプログラミングにも使われる
  • 2019年に、基本情報勝利技術者試験に出題が決定

アメリカの大学では、学習用の言語として知られています。それでいて、高度な人工知能分野のプログラミングもこなせる応用の効く言語でもあります。

2019年には、基本情報処理技術者試験にもPythonの問題が出題されることが決まりました。

参考)基本情報技術者試験における出題を見直し:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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スマホで使えるプログラミングアプリ (iPhone)

iPhone向けのプログラミングアプリのイチオシは、Swift Playgrounds。

ポテパンダの一言メモ

Swift Playgrounds 

  • パズルゲーム型の学習アプリ
  • iPhoneアプリ開発に使うSwiftが学べる

操作感は、Scratchとは少しテイストが違います。

迷路のスタート地点にいるキャラクターを、Swift言語のコードで動かして、迷路の出口まで脱出させるんですね。

Swiftは、iPhoneアプリを開発するのに使われている言語です。

実際にホンモノのSwiftコードを使って書いていきますが、「キャラクターの動きの部分だけ」を書けば良いのでとてもシンプル。

パズルを解く感覚で、Swift言語に慣れていくことができます。

左下にコードを書いて実行すれば、キャラクターがその通りに動く。

「コードをこう変えれば、実行はこうなるんだな」と直感できる点が良いです。

課題は徐々に高度になっていきます。気がついたら、ある程度Swiftコードを読めるようになっているはず。

コミュニティの開発者によってシェアされた大量の課題を解いていけば、レベルに合わせてどんどん学習を進めていくことができます。

初心者向けとは言え、侮れないアプリです。

慣れてきたら、Xcode Playgroundsへ

本格的なSwift開発を学びたくなったら、MacのXcode Playgroundsを使ってみましょう。

本格的なiPhoneアプリの開発環境です。無料で使えます。

難易度が急に上がる点と、Windowsで動作しない点が難点。

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プログラミングアプリ (アンドロイド用)

アンドロイドアプリ開発の、プログラミングアプリってあるんでしょうか?

探してみたところ、ProgateというAndroidアプリが見つかりました。

ポテパンダの一言メモ

Progate

  • イラスト多用のスライド形式で学習
  • コード修正すると、リアルタイムに実行結果が見られる

ゲーム感覚で、とはいきませんがイラストを多用したスライド形式でサクサク学習が進みます。

プログラム実行環境が秀逸で、コードに修正を加えると、実行結果がどう変わるかがリアルタイムに変化します。

「ここをいじると、こう変わるのか…」と確認しながら学習できるのは嬉しいポイント。

Progateの次は、何を学ぶべき?

アンドロイドアプリの開発を目指してProgateで学習しているあなたは、次のステップではEclipse(開発環境。無料)とJavaを学ぶことになるでしょう。

ただし、EclipseもJavaも独学で覚えるには非常に時間がかかります。

会社にSEの先輩が居て、聞けば教えてくれる環境なら別ですが、独学だと挫折する確率が高いでしょう。

Javaに限らず、「こういうことしたいんだけど、どうするんですか?」「ああ、これはこうすればいいんだよ」と答えてくれる人がいる環境だと、プログラミングの学習もはかどるんですよね。

ビジュアルツールでプログラムを作るのが楽しくなってきたら、次は本格的なプログラミング言語に挑戦してみるのもよいでしょう。「ポテパンキャンプ」には、丁寧にプログラムを教える現役ゲンジニアが在籍しており、最短5か月で未経験からプログラマー・エンジニアになれるプログラミングスクールです。

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ビジュアル言語からコードを生成する

ScratchやSwift Playgroundなど、面白いビジュアルでプログラミングを学べるアプリは、ゲーム感覚で学べて取っ付き易い。

その反面、これらを極めても、実際のプログラム開発が出来るようになるかというと疑問。

実際、プログラム開発にはロジックの実装以外に、コンパイルエラーを修正したり、実行時の想定外の動きをデバッガを使って追跡したり、実行速度を上げるために処理を最適化する点に時間をかけることの方が多いです。

いつかは、楽しいビジュアルのない無機質なEclipse(アンドロイドアプリ開発に使うIDE=開発環境)や、Xcode(iPhoneアプリに使うIDE)に移行しなければならないんですね。

そのギャップが大きすぎて、挫折する可能性大!

そんな「ビジュアル型教育言語」と、「実際の開発」のギャップを埋められる可能性があるのが、GoogleのBloklyです。

ポテパンダの一言メモ

Blockly Demo: Code

  • Google製のビジュアルツール
  • ビジュアル言語から、JavaScriptやPythonコードを生成

Blockyを使えば、Scratchなどで得たスキル・知識が無駄にならない!

Scratchのようなビジュアル型言語で組み立てたロジックから、JavaScript、Python、PHP、Lua、Dart、XMLといった言語のコードを出力してくれるんですね。

小学校で習うScratchのスキルを、言語習得に発展させる素晴らしいソリューションと言えるでしょう。

出力したコードは、ブラウザ上で実行可能です。

日本語にも対応しているので、ハードルは低いと思います。

プログラミング言語の習得に苦手意識があるあなたは、まずはScratchなどをいじってみて、ビジュアル型言語に慣れつつ、Blockyプログラムコードを出力する…

近い将来、ソースコードが理解できなくても、プログラム開発ができる未来がやってくるかも知れませんね。

まとめ

教育現場や、簡単なアプリケーション開発で、ビジュアルツールを使って、ノーコードでプログラグを作るツールが人気です。複雑な処理を伴うのシステムで使用するのは難しいが、簡単なアプリであれば、今後もビジュアルツールの人気は高まっていくでしょう。

未経験からプログラマーになりたい方には、「ポテパンキャンプ」がおすすめです。最短5か月で未経験からプログラマー・エンジニアになれるプログラミングスクールです。

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