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Java関連の資格といえば、オラクル認定Java資格が最初に名前の挙がることの多い人気資格です。

本記事では、Java資格取得を検討されている方向けにオラクル認定Java資格の試験概要についてご紹介していきます。

オラクル認定Java資格とは


オラクル認定Java資格は、名前の通り日本オラクル社が認定するJavaの知識やスキルを認定するベンダー試験です。

難易度は3段階

オラクル認定Java資格は「Bronze」「Silver」「Gold」の3段階で提供されています。

Bronzeが一番難易度が低く、Goldが最難関試験です。

Silver以上の資格になると世界共通で認定された資格として、様々な国でスキルを証明出来る効果があります。

Javaのバージョン毎に試験もアップデート

オラクル認定Java資格で意識しておかなければいけないポイントとして、Javaのバージョン毎(※あくまで目安)に試験もアップデートされます。

以前のバージョンで取得した資格が無駄になるわけではありませんが、最新状態を保持しようと思うと一度合格したとしても試験を受け直す必要があります。

オラクル認定Java資格のレベル別試験概要


実際にオラクル認定Java資格のレベル別に試験概要を掲載していきたいと思います。

Bronze

最も難易度の低いBronzeレベルは、日本国内でのみスキルを証明する資格として効果があります。

言語を初めて学ぶプログラマ向けの資格として提供されています。

Bronze 試験概要
  • 前提資格: なし
  • 出題形式: 選択問題
  • 試験時間: 65分
  • 出題数: 60問
  • 合格ライン: 60%
  • 受験料: 15,000円(税抜)

参考: Java SE Bronze(1Z0-818-JPN)

Bronzeの出題範囲は、Javaの基本的な文法とオブジェクト指向の基本が対象です。

Java Bronze SE 出題範囲
  • Java言語のプログラムの流れ
  • データの宣言と使用
  • 演算子と分岐文
  • ループ文
  • オブジェクト指向の概念
  • クラスの定義とオブジェクトの使用
  • 継承とポリモフィズム

参考: Java SE Bronze(1Z0-818-JPN)

Silver

Silver以上の資格は世界中で認定されていることに加え、Bronzeの資格を持っていなくてもSilverから受験することが可能なため、多くの受験者がSilverを最初の資格として目標設定しています。

初級プログラマ向けの資格試験として提供されています。

Silver 試験概要
  • 前提資格: なし
  • 出題形式: 選択問題
  • 試験時間: 180分
  • 出題数: 80問
  • 合格ライン: 63%
  • 受験料: 32,340円(税込)

参考: Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN)

Silver資格では、Javaの基本に加えて、広範囲に知識を習得出来ているかが問われます。

Java Silver SE11 出題範囲
  • Javaテクノロジと開発環境についての理解
  • 簡単なJavaプログラムの作成
  • Javaの基本データ型と文字列の操作
  • 演算子と制御構造
  • 配列の操作
  • クラスの宣言とインスタンスの使用
  • メソッドの作成と使用
  • カプセル化の適用
  • 継承による実装の再利用
  • インタフェースによる抽象化
  • 例外処理
  • モジュール・システム

参考: Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) 試験

Gold

Java関連資格の中でも最難関資格と言われており、高度なJavaのスキルを証明することが出来ます。

中上級プログラマ向けの資格試験として提供されています。

Gold 試験概要
  • 前提資格: Java Silver
  • 出題形式: 選択問題
  • 試験時間: 180分
  • 出題数: 80問
  • 合格ライン: 63%
  • 受験料: 32,340円(税込)

参考: Java SE 11 Programmer II(1Z0-816-JPN)

Java Goldの試験では、自分だけで設計から実装までこなせるだけの幅広い知識が問われます。

Java SE11 Gold 出題範囲
  • Javaの基礎
  • 例外処理とアサーション
  • Javaのインタフェース
  • 汎用とコレクション
  • 関数型インタフェースとラムダ式
  • JavaストリームAPI
  • 組込み関数型インタフェース
  • ストリームに対するラムダ演算
  • モジュール型アプリケーションに移行する
  • モジュール型アプリケーションにおけるサービス
  • 並列処理
  • 並列ストリーム
  • I/O(基本およびNIO2)
  • Java SEアプリケーションにおけるセキュア・コーディング
  • JDBCによるデータベース・アプリケーション
  • ローカライズ
  • アノテーション

参考: Java SE 11 Programmer II(1Z0-816-JPN)

オラクル認定Javaの試験対策


オラクル認定Javaの試験対策方法として、王道パターンが決まっていますのでご紹介しておきます。

学習を始める際の参考にしてみてください。

参考書は紫本

オラクル認定試験の参考書で最も有名な書籍は、「紫本」と呼ばれる「オラクル認定資格教科書」です。

難易度毎に試験範囲が網羅されており、試験勉強を始める最初に熟読しておきたい参考書です。

書籍内に掲載されているサンプルコードはダウンロード可能なため、実際にご自身の端末で動かしながら理解を深めることが可能です。

ポテパンダの一言メモ

オラクル認定資格教科書のリンクはSilver SE11の参考書ですので、ご自身が受講したい難易度とバージョンの参考書に切り替えて確認してみてください。

問題集は黒本

オラクル認定試験の対策で最も重要となるのが、「黒本」と呼ばれる「徹底攻略 Java SE」の問題集です。

黒本をどれだけ理解出来るかが試験の合否に直結するほど、実際の試験内容に沿った豊富な問題が掲載されています。

黒本は何度も解くことなどを考慮すると、安定して8割以上の正答率を出せるように学習を進めることが出来れば、大きく試験合格に近づきます。

より合格率を高めたい人には白本も

オラクル認定Java資格試験の問題集として提供されている「スピードマスター問題集」は通称「白本」と呼ばれています。

問題集は「黒本」がメインとはなりますが、より合格率を高めたい方や黒本だけでは物足りない方には挑戦して頂きたい一冊です。

「黒本」と「白本」どちらを購入するかで悩むのではなく、「黒本」のプラスアルファとして活用する方法がおすすめです。

インターネットを活用

参考書や問題集に関しては、無意味に書籍を購入するよりも、紫本と黒本(+白本)をやり込む方が試験に必要な知識をしっかりと定着させることが可能です。

ただ、紫本と黒本で試験範囲を網羅出来ているとはいえ、書籍の情報だけでは理解しきれない情報というのも必ず現れます。

自分自身で理解しきれていない部分に関しては、インターネットを活用して情報を深堀りし、理解度を深めるようにしてください。

さいごに: オラクル認定Java資格の取得に挑戦しよう


本記事では、オラクル認定Java資格の試験概要と対策方法についてご紹介してきました。

オラクル認定Java資格試験は、世界中で認められた認定試験のため、将来的に海外でプログラマとして活躍したい方にも有効な資格となっています。

人気ベンダー資格で知名度も高いため、就職や転職を検討されている方もオラクル認定Java資格の取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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