MySQLとMariaDBを比較!各DBの特徴や違いについて確認しよう!
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  • 2020.01.31

    MySQLとMariaDBを比較!各DBの特徴や違いについて確認しよう!

    オープンソースのデータベースとして人気のMySQLとMariaDBですが、システムを開発する際にどちらを使えば良いのか悩むことも少なくありません。

    本記事では、それぞれの概要と特徴を説明しながら、MySQLとMariaDBを比較しご紹介していきます。

    どちらのデータベースを採用するべきか検討する際の材料にしていただければ幸いです。

    MySQLとMariaDBの「概要」を比較して違いを確認しよう


    MySQLとMariaDBそれぞれの概要についてまず、ご紹介していきたいと思います。

    MySQLについて

    MySQLはオープンソースとして提供されており、世界中で多くのシェアを獲得している人気のデータベース管理システムです。

    1995年に初版がリリースされ、以後世界で最も利用されているオープンソースデータベース管理システムとして人気を集めています。

    記事執筆時点(2020年1月時点)での最新版は「8.0.19」となっています。

    MariaDBについて

    MariaDBはMySQLから派生したリレーショナルデータベースです。

    2009年に初版がリリースされ、「高機能」で開発精度の高さが評価され近年ますます注目を集めているデータベース管理システムです。

    MariaDBは元々MySQLの開発チームに居たコアメンバーが、新たに外部開発者と連携して開発を進めています。

    MySQLとMariaDBの「特徴」を比較して違いを確認しよう


    次にMySQLとMariaDBの特徴についてそれぞれご紹介していきます。

    MySQLの特徴とは

    MySQLの特徴としては、何と言ってもWordpressをはじめとしたCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)に積極的に採用されたことがまず挙げられます。

    Webサイトが一気に普及する時期に、CMSとして圧倒的シェア率を誇る「Wordpress」のデータベースとしてMySQLが採用されていたため、世の中に公開されている多くのWebサイトでMySQLが利用されるという状況を作り出すことに成功しました。

    MySQLでは、デュアルライセンスと呼ばれるGPLと商用の2つのライセンスを採用していますが、プログラム自体を第三者に配布しない限りは、基本的に商用利用においても全て無料で利用出来ることも大きな特徴として挙げられます。

    また現在では大手IT企業である「オラクル社」が開発を担当していること特徴の1つです。

    「オラクル社」がメインで開発を担当していることで、ソフトウェア自体の安定性もある程度保証されているとの認識が広がっていることから継続して高い需要を生み出しています。

    MariaDBの特徴とは

    MariaDBの特徴としては、「カラム型DBエンジン(ColumnStore)」が用いられており、ビッグデータなどの集計作業を得意とする技術が採用されています。

    また、MariaDBには「Galera Cluster」という冗長化構成を構築出来る仕組みが提供されています。

    クラスタ構成でのデータベース構築を行うことが手軽に出来る点はMariaDBの大きなメリットです。

    他にも「MaxScale」と呼ばれる、ロードバランサー(負荷分散)の仕組みが提供されるなど、非常に高機能で使い勝手の良い点がMariaDBの特徴と言えます。

    MySQLとMariaDBが採用されているサービスを比較してみよう


    では実際、どのようなサービスがMySQLやMariaDBを利用しているのかご紹介していきます。

    MySQLが利用されているサービス

    MySQLが採用されているサービスの一部はMySQL公式ページでご確認いただくことが可能です。

    「メディア/エンターテイメント」といった分野から「官公庁」向けのシステムまで幅広い分野で採用されていることが分かります。

    近年のトレンドWebサービスとも言える「Youtube」や「Netflix」といったサービスでもMySQLが利用されており、大規模なシステムも多いため今後も長期的に継続して利用されることが予想されます。

    MariaDBが利用されているサービス

    MariaDBが利用されているサービスについてもMariaDB公式サイトでご確認頂けます。

    日本でも有名な企業としては通信・インフラの「NOKIA」やクラウド技術やLinuxディストリビューションで有名な「RedHat」、電子機器事業でお馴染みの韓国大手「SAMSUNG」などが利用しています。

    MariaDBもMySQLに比べると歴史としては浅いですが、通信・インフラや金融市場など安定性を重視する企業にも採用されており、サービスとして信頼されていることが伺えます。

    MySQLとMariaDBの互換性について


    MariaDBは、MySQLから分岐して作成されたデータベースであり、本質的な目的としてMySQLを将来的にも無料で提供することを保証するために作成されています。

    MySQLがオラクルに買収された際、MySQLが無くなるのではないかとのユーザーの懸念に対応するべく取られた措置でしたが、結果的にはオラクルがMySQLを潰すことはなく、現在はMySQLとMariaDBがそれぞれ別のデータベースとして開発を進める形となっています。

    MySQLからMariaDBへの移行

    基本的にはユーザーが利用しているMySQLのシステムをそのままMariaDBへ移行することが可能なように開発が進められています。

    MySQLで追加された新機能やバグ修正なども、若干のタイムラグは存在しますがMariaDBにも適用されると考えて問題ないでしょう。

    MySQLとMariaDBのコマンド操作

    MySQLとMariaDBでは、利用出来るコマンドについてもほとんど同じと考えて問題ありません。

    全てのコマンドを調査したわけではないため全く同じとは言えませんが、少なくとも高度なデータベース操作ではなく、一般的に利用されるSQLコマンドの範囲では違和感なくMySQLとMariaDBどちらも同じように使用することが可能です。

    MySQLとMariaDBどちらを選ぶ


    最終的にMySQLとMariaDBどちらを選ぶのかに関してですが、これから新規開発を進める場合、「MariaDB」がおすすめです。

    理由としては、MySQLと基本的に使い方が同じであり、同様の機能をサポートすることが表明されているためです。

    また、同じOSSである「Red Hat Enterprise Linux」「Ubuntu」「Fedra」といった、人気Linuxディストリビューションの多くがMariaDBへと移行を初めており、今後OSSデータベースの中心となりそうなのは「MariaDB」との推察もあります。

    さらにパフォーマンスにおいてはMariaDBの方がMySQLよりも高スペックな上に多機能となっており、使いやすさの点からもMariaDBがより優れていると言えそうです。

    さいごに:MySQLとMariaDBが全く別の方向性で進む可能性があることも理解しておこう

    本記事では、MySQLとMariaDBの概要や特徴をご紹介しながら、それぞれのデータベースを比較してきました。

    MariaDBはMySQLの派生であり、ユーザーとしては基本的な機能や操作方法は同じように利用することが可能です。

    一方で、現在ではメインとなる開発チームが異なり、MySQLとMariaDBの目指す方向性が変わることも十分に考えられます。

    長期的な利用を考えている場合には、両者のデータベースの特徴をしっかりと検討した上で、システム開発に活用してください。



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